昨日の続きでmoperaUに飛んできました。
とりあえず、メニューの「サービス一覧」から「moperaUとは?」に飛んでみると、mopera Uは、外出先でも自宅でも快適なインターネット環境を提供するドコモのインターネットサービスプロバイダです。Xi、FOMAのモバイル通信をはじめ、公衆無線LAN、フレッツ・ADSL、Bフレッツ、フレッツ 光ネクストなどのブロードバンド回線にも対応。
と記載されており、これはもう明確に ISP の様です。そして料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」 | 料金・割引 | NTTドコモやインターネット接続サービスに書かれている「インターネット接続サービス」なる曖昧な表現とは明確に異なります。
また、戻ってサービス一覧 | mopera U | NTTドコモの「moperaUの機能」を見ると「メールサービス」もあります。なので、「iモード」や「spモード」など契約せずとも「moperaU」でいいんじゃないかと。で、そもそもがNTTドコモ ホームから「料金・割引」へ行って「iPhone」へ行って、下に scroll して「料金プラン」に行って「インターネット接続サービス」から「spモード」に飛んでも「メール」のことなんか何も出てこないじゃないですか。
なので、「メール」は使えないのかと「サービス・機能 | NTTドコモ」から「ドコモメール」に行って初めてドコモのメールアドレス（＠docomo.ne.jp）が使えるメールアプリです。
なる記載に出くわす。いや、だから「アプリ」ではなく ISP としての mail address そのものを利用するにはどうするの、費用はどうなるのと、いちいちイライラするのだ。しかも「dアカウント」が必要だと。だから「dアカウント」とは何なのか。
これは、発端の2017/04/25の疑問と同質である。
で、なんとなく「キャリアメールサービス（＠docomo.ne.jp）」かなんか知らないけども、ともかく「Eメール（@docomo.ne.jp）」アドレスがあって、それを利用する mail user agent が「ドコモメール」らしいと言うことが理解できてくる。要するに「Eメール（@docomo.ne.jp）」アドレスを利用する mail user agent のひとつとして供給していた「spモードメールアプリ」を廃止するので「ドコモメール」に乗り換えておけと言うことらしい。
moperaUのサービス一覧 | mopera U | NTTドコモを見る限り「moperaU 接続コース (有料オプション)」「moperaU その他のサービス (有料オプション)」を除いては基本的に「moperaU の機能)」である「インターネットサービス」「メールサービス」「セキュリティサービス」は「moperaU」の料金に含まれる様に思える。また「アプリ」がどーしたこーしたや「dアカウント」がどうしたこうしたはなさそうだ。
で、「インターネットサービス」「メールサービス」「セキュリティサービス」は「moperaU」の料金に含まれるのかどうか、moperaU 各種プランに入って
「シンプルプラン」
「Uスタンダードプラン」
「Uライトプラン」
「Uスーパーライトプラン」
を見と、「Uスタンダードプラン」にはメールアドレスの料金が含まれているようだ。
| プラン | 料金 | パケットフィルタリング | 国際ローミング | メールアドレス | webメール | アクセス制限 |
|---|
| シンプルプラン | 200円+基本プラン(データプラン) | ○ | ○ | | | ○ |
| Uスタンダードプラン | 500円+基本プラン(データプラン) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| Uライトプラン | 300円+従料制データ通信プラン | ○ | ○ | | | ○ |
| Uスーパーライトプラン | 150円+定額データプラン128Kバリュー | ○ | ○ | | | ○ |
だが、しかし、だ。ISP のくせに、なぜ、データ通信プランが存在するのか。しかも「Uスタンダードプラン」から「基本プラン(データプラン)」を開くと http://www.mopera.net/ から https://www.nttdocomo.co.jp/ に飛ぶではないか。解せぬ。
でも、まあ、なんとなくではあるが、iPhone をAppleで買ってきて「基本プラン一覧」「パケットパック一覧」から音声とデータの通信に関わる契約して ISP に「moperaU」を選択して「Uスタンダードプラン」の契約を行えば smartphone で「でんわ」ができて「いんたーねっと」ができて「めーる」が使えることになるのか。
じゃ、月額どのくらいになるのかと言うと、定期契約ありで、
「カケホーダイライトプラン（スマホ／タブ）」を選択し
「パケットパック（データパック）」の「ウルトラデータLパック（20GB）」を選択し
「Uスタンダードプラン」を選択すると、8200円だと。
| 契約 | 料金 |
|---|
| カケホーダイライトプラン | 1700円 |
| パケットパック（データパック） ウルトラデータLパック（20GB） | 6000円 |
| moperaU Uスタンダードプラン | 500円 |
さてと、では、「moperaU」を ISP として契約した場合、APN設定とか mail address/server の設定はどうなるのかと「設定方法 | mopera U | NTTドコモ」を開いて「パソコンをご利用のお客様」の「メール設定」の「Windows 10 メール PDFダウンロード(PDF形式：1,040KB) 」を開くと、「moperaU」と契約すると「ユーザーID」「パスワード」とたぶんmopera.netの「メールアドレス」が発行されるらしいことがわかる。(まあユーザーIDとかユーザー名とかアドレスが自由に選べるかどうかは分からないけど)
- メールアカウント: 任意のアカウント名
- 表示名: 任意の表示名(この名前がメッセージの送信欄に表示されます)
- 受信メールサーバー: mail.mopera.net
- アカウントの種類: POPまたはIMAP4を選択
- メールアドレス: moperaUのメールアドレス
- ユーザ名: moperaUのユーザID
- パスワード: moperaUのパスワード
- 送信(SMTP)メールサーバー: mail.mopera.net
あと「設定方法 | mopera U | NTTドコモ」を下に scroll していくと「モバイルWi-Fiルーターでご利用のお客様」「Wi-Fi機器でご利用のお客様」「スマートフォン・ダブレットをご利用のお客様」「その他の端末をご利用のお客様」などが出てくるが、ほとんどが application を用いた自動設定になっている。そして、どうも、「ネットワーク暗証番号」を入力させ、「初期設定サイト」で各種ユーザー情報確認(変更)にアクセスさせる仕様になっている。また、この「初期設定サイト」はご契約回線以外からのログインはできません
とのこと。あと、docomo Wi-Fi（mopera U）を利用する際には、ここにログインして SSID, WEP, WPA の確認せよみたいな…。
暗証番号・パスワードについて | お客様サポート | NTTドコモ…と言うことか。が、ネットワーク暗証番号 | お客様サポート | NTTドコモによるとMy docomoの「ドコモオンライン手続き」で変更ができます。「dアカウント」が必要です
とのことで、結局「dアカウント」ですか。(もしかしてdアカウントやられたら全部アウトじゃない? それなら認証をサービス毎に分散させておいたほうがリスク少なくないですか?)
ネットワーク暗証番号とは
ネットワーク暗証番号とは、ご契約時にお客様に設定していただく4桁の暗唱番号です。
ネットワーク暗証番号を3回間違えると、moperaU初期設定サイトのみロックとなります。
ロックは翌日に自動解除されますので、再度ログインをお試しください。
ネットワーク暗証番号はMy docomoより変更可能です。
そして「設定方法 | mopera U | NTTドコモ」を下にずいずいと scroll して「その他の端末をご利用のお客様」のところの「他社製品をドコモのSIMカードで利用する」に行くと他社製品にドコモのSIMカードを挿入し、mopera Uをご利用いただく場合は、ご利用の料金プランに合わせて以下のアクセスポイント（APN）を対象の端末に設定してください。
との記述があるが、アクセスポイントが mopera.net と書かれているだけ。おい、その他の設定はどうするのよ。未設定でええのか? 最低でも「ユーザー名」「パスワード」「認証タイプ」「APNプロトコル」が必要なのか不要なのか書けよ。
それと、どうせならテザリングとは | サービス・機能 | NTTドコモのところまで link しておけよ。 そもそも「パソコンをご利用のお客様」「モバイルWi-Fiルーターでご利用のお客様」「Wi-Fi機器でご利用のお客様」「スマートフォン・ダブレットをご利用のお客様」「その他の端末をご利用のお客様」あたりの分類と記載内容が変でしょう。
§
…と言うことで、「spモードメールアプリ」とはなんぞ? から始まって、「spモードメールアプリ」とか「ドコモメール」とか「spモード」とか、訳の解らないものを排除して smartphone をNTTドコモのSIMで利用するにはどうなるかについては「dアカウント」を除いて、なんとなく整理ができたような。
さて本論のところの…
- 「spモードメールアプリ」ではなぜ「ユーザID」と「パスワード」に「dアカウントID」と「dアカウントのパスワード」が不要なのか
- 「ドコモメール」では、なぜ「ユーザID」と「パスワード」に「dアカウントID」と「dアカウントのパスワード」が必要になるのか
- NTTドコモが ISP であると言うところの「spモード」のAPN設定に関する情報が見当たらないのは何故か、かつ、「spモード」とは何か
- あらゆるものを「dアカウント」に紐付けするのは何故か、かつ、「dアカウント」とは何か
…に戻るわけだ。ありがたいことに 高木浩光＠自宅の日記 - spモードはなぜIPアドレスに頼らざるを得なかったか, spモード利用者へ注意喚起：信用できない人にテザリング接続させない。「ネ..を参照せよとの神【誰】からのありがたい啓示を受けている。
わぁっ!! と言うようなのが「spモード」らしい。しかもあるいは、「水平分業」化をくい止めるために、ID・パスワードの使用という使い方を避け、「垂直統合」モデルの優位性を顕示するために、電話網との統合でなければ不可能なことを実現したかったのではないか。
的なNTTの「ダイヤルQ2」的体質が…。
おっと…時間切れ。またこんど。
