つふつと怒りが込み上げてきたところで目を覚ます

後部座席で娘が急に暴れ出した。奇声を発してどすどすと床からドアから座席を蹴飛ばす。手が着けられない。ただ言葉切れに「印度に留学させてくれる約束だった。今頃は印度の寄宿舎で新しい生活を初めていたはずだ。こんな下らない観光に黙って付き合うとでも思ったのか」との意味が受け取れる。そんな話は一度も聞いたことが無いし、聞いたことが無いから約束した思えもない。どう言うことかとハンドルを握る配偶者の方を向いたが我意に介さずといった表情のまま。とにかく料金所の渋滞の中でどうしろと言うのか、とふつふつと怒りが込み上げてきたところで目を覚ます。へんな夢。